2017年02月22日
2/19砦貸し切り雪中戦
更新が途絶え気味になっておりまして、申し訳ありません。四年目のNです。

というのも、北大サバゲー同好会の本分たる活動は言うまでもなくサバイバルゲーム。
しかしご周知のとおり、北海道は冬は何もかもが雪の下に埋まってしまうため、普通のサバゲーもできなくなってしまうのです。
殆どの屋外フィールドさんは冬季閉鎖となってしまいますし、我々としても冬はすることがなく……会員同士で飲み食いをしたり、スキーをしにいったりというイベントはありますが、ブログでご報告できるようなアクティビティは著しく減ってしまうのです。
しかし、そんな試される大地だからこそ許される特権もあります。
それは――「雪中戦」。
一面、白銀の大地の中でサバゲーをする。豪雪地たる北海道だから可能なアクティビティです。
毎年当同好会でも、一冬に一、二回は雪中戦が開催されますが、今年は未だ未開催。このままグダグダしていると、もうじき冬も終わってしまう。
この状況をどうにかせんと一念発起し、いつも定例会でお世話になっているサバイバルゲームフィールドで、現在は冬季閉鎖中の「砦」さまに、貸切でフィールドを使わせてもらえないか、ダメ元でご相談してみました。
すると、意外にもOKですとのご返事。快く承諾していただくことができました。
砦さま、このたびは特別のお計らい、本当にありがとうございます。
――
このような経緯で、ゲームの開催場所は確保できました。
しかし、開催の前提条件はこれだけでは整いません。
砦は札幌ドーム半個分といわれるほどの広大なフィールド。
そこには、メートル単位であろう積雪。
ふだんの装備でフィールドに足を踏み入れれば、たちまち深雪に体が埋もれ、とてもゲームにならないでしょう。
さらに砦さまによれば、フィールドの駐車場まで除雪が入っていないため、フィールドに辿り着くには一キロほど手前から踏み跡のない雪道を歩く必要があるとのこと。
この条件下でフィールドに辿りつき、雪中戦を行うためには、かんじきやスノーシューといった、特別な装備が必要です。更には、厳寒の中での活動に必須な防水対策や防寒対策……。
開催するには、少しハードルが高すぎる。開催はちょっと難しいね……。
そう思っていた自分はウチの同好会を見くびっていました。
ダメ元で募集をかけたら、七人も集まったのです。
閉鎖中でも貸切ゲームにフィールドを貸してくださった砦のオーナー様。
なぜかわからないがかんじきやクロスカントリースキーを持っている参加希望者たち。
そして、このクレイジーなイベントを楽しむ参加者のクレイジーな心。
これらの前提条件が見事に重なって、、今回の砦フィールド貸切雪中戦が実行されたのでございます。

というのも、北大サバゲー同好会の本分たる活動は言うまでもなくサバイバルゲーム。
しかしご周知のとおり、北海道は冬は何もかもが雪の下に埋まってしまうため、普通のサバゲーもできなくなってしまうのです。
殆どの屋外フィールドさんは冬季閉鎖となってしまいますし、我々としても冬はすることがなく……会員同士で飲み食いをしたり、スキーをしにいったりというイベントはありますが、ブログでご報告できるようなアクティビティは著しく減ってしまうのです。
しかし、そんな試される大地だからこそ許される特権もあります。
それは――「雪中戦」。
一面、白銀の大地の中でサバゲーをする。豪雪地たる北海道だから可能なアクティビティです。
毎年当同好会でも、一冬に一、二回は雪中戦が開催されますが、今年は未だ未開催。このままグダグダしていると、もうじき冬も終わってしまう。
この状況をどうにかせんと一念発起し、いつも定例会でお世話になっているサバイバルゲームフィールドで、現在は冬季閉鎖中の「砦」さまに、貸切でフィールドを使わせてもらえないか、ダメ元でご相談してみました。
すると、意外にもOKですとのご返事。快く承諾していただくことができました。
砦さま、このたびは特別のお計らい、本当にありがとうございます。
――
このような経緯で、ゲームの開催場所は確保できました。
しかし、開催の前提条件はこれだけでは整いません。
砦は札幌ドーム半個分といわれるほどの広大なフィールド。
そこには、メートル単位であろう積雪。
ふだんの装備でフィールドに足を踏み入れれば、たちまち深雪に体が埋もれ、とてもゲームにならないでしょう。
さらに砦さまによれば、フィールドの駐車場まで除雪が入っていないため、フィールドに辿り着くには一キロほど手前から踏み跡のない雪道を歩く必要があるとのこと。
この条件下でフィールドに辿りつき、雪中戦を行うためには、かんじきやスノーシューといった、特別な装備が必要です。更には、厳寒の中での活動に必須な防水対策や防寒対策……。
開催するには、少しハードルが高すぎる。開催はちょっと難しいね……。
そう思っていた自分はウチの同好会を見くびっていました。
ダメ元で募集をかけたら、七人も集まったのです。
閉鎖中でも貸切ゲームにフィールドを貸してくださった砦のオーナー様。
なぜかわからないがかんじきやクロスカントリースキーを持っている参加希望者たち。
そして、このクレイジーなイベントを楽しむ参加者のクレイジーな心。
これらの前提条件が見事に重なって、、今回の砦フィールド貸切雪中戦が実行されたのでございます。
―――
開催当日。
前日から流入した寒気によってフィールドのある千歳は最高気温が-3℃という寒さ。

みんなで寒い寒いといいながら大学に集合し、フィールドに向かいました。

フィールド最寄りの施設にご挨拶の上車を駐車させて頂き、いよいよ砦フィールドへ。
フィールドまでの一キロは、雪中行軍となります。ここで登場するのが各人持ち寄った思い思いの雪中歩行具。山スキー二名、クロスカントリースキー一名、スノーシュー二名、ワカンジキ一名という構成になりました。
さて、駐車場から砦までは一般の場所なので、当然装備や銃を出すことはできません。かといって、大量の装備をフィールドまで普通に運搬するのは骨が折れます。


そこで用意したのが三台のソリ。自衛隊やフィンランド軍風にいえばアキオ。こいつに銃などの重い荷物をケースごと積み、装備は背負って運搬。雪国の知恵です。当日までうまくいくか半信半疑でしたが、奏功しました。

「軍歌ァ! 『雪の進軍』。 始めッ!」

砦のセーフティに到着。、真っ白です。

一面踏み跡のない新雪パウダーの雪原に、はしゃぐメンバー。荷物を開封し、装備に着替え、銃を準備。いつもの出で立ちとなりました。

銃の偽装もバッチリ。
セーフティを意味もなく滑って遊びます。
―――
準備できたし早速ゲーム……といきたいところですが、まずフィールドの状況を確認するため、足馴らしも兼ねて全員でフィールド全域の偵察に回りました。すると……。

夏のバリケードは予想以上に残っていました。

フィールド最奥の緩い草原の斜面は格好のスキーゲレンデとなっており、このあとスキー組は何度も登り返して滑ってを繰り返しました。

夏はジャングルとなる崖下の林フィールドは、葉が落ちて筒抜けになっていて視界が良く、アンブッシュが難しい。
実際の状況を一通り見て、どうするか話し合ったところ、とりあえずメインの市街戦エリアでロワイヤル戦をしてみることに。

フィールド中央からメンバーが放射状にフィールド端まで歩き、ゲーム開始。

この日の雪は、前々日までの異様な暖かさで固めにパックされた厚い雪の層の上に、冷え込んだ後に降った新雪が乗っている感じで、ツボ足で走ると沈んでしまうけれど、スキーやシューだと埋まることなく快適に移動でき、雪中歩行具の実力を発揮するには最高のコンディションでした。

僕はスキーでしたが、スキーを履いてやるサバゲーなんて初めてなので、なにからなにまで初めてで面白かったです。
スキーの良いところはとにかく速度です。雪の上をスイスイと高速移動できます。スノーシューより圧倒的に早いです。逆に、接近戦になると小回りが利かず、敵に近づいたら、素早くスキーを捨ててツボ足で戦うような感じになりました。
歩いていると、ストックの動きに銃がぶつかって邪魔だったり、銃を下向きに吊っていると、すぐに銃口に雪が入ったりして、実際の軍隊がスキー行軍中は銃口を上に向けて歩いている理由がよく分かったり。
また、接近戦となってスキーを捨てる際は、うまく脱がないと、捨てたスキーの先端がバリケードの角から敵に見えていたりして、脱いだことがバレてしまったり。
雪中の長距離行軍にはスキーが最強だと思いますが、サバゲーの交戦距離ではスノーシューのほうが有利なように感じました。
いろいろ分かって面白かったです。
――
お昼休憩。

アウトドア用の火器を持っているメンバーが雪を融かしてお湯を作り、全員に配給。寒いですが全員温食にありつくことができました。
――
天候も回復傾向がお昼からは快晴。

ゲーム以外にもいろいろ雪遊びを交えながら、午後には崖下の林エリアでフラッグ戦。フラッグのホーンもちゃんと鳴りました。

見通しが良いので雪上迷彩で匍匐するのが効果的でした(最終的にやられてしまいましたが……)。気温が終日氷点下だったので、匍匐しても雪が融けず、濡れずに済みました。

ゲームを数度繰り返した後、日も暮れてきたので、撤収。再度セーフティで装備をソリに積んで来た道を戻ります。あとは凍り付いた高速をボブスレーして帰札。

サバゲーだったのか、雪塹壕掘り大会だったのか、スノーハイキングだったのか、バックカントリースキーだったのか、なんだかよくわからないイベントになりましたが、とにかく存分に雪と戯れることができ、本当に楽しかったです。
開催当日。
前日から流入した寒気によってフィールドのある千歳は最高気温が-3℃という寒さ。

みんなで寒い寒いといいながら大学に集合し、フィールドに向かいました。

フィールド最寄りの施設にご挨拶の上車を駐車させて頂き、いよいよ砦フィールドへ。
フィールドまでの一キロは、雪中行軍となります。ここで登場するのが各人持ち寄った思い思いの雪中歩行具。山スキー二名、クロスカントリースキー一名、スノーシュー二名、ワカンジキ一名という構成になりました。
さて、駐車場から砦までは一般の場所なので、当然装備や銃を出すことはできません。かといって、大量の装備をフィールドまで普通に運搬するのは骨が折れます。


そこで用意したのが三台のソリ。自衛隊やフィンランド軍風にいえばアキオ。こいつに銃などの重い荷物をケースごと積み、装備は背負って運搬。雪国の知恵です。当日までうまくいくか半信半疑でしたが、奏功しました。

「軍歌ァ! 『雪の進軍』。 始めッ!」

砦のセーフティに到着。、真っ白です。

一面踏み跡のない新雪パウダーの雪原に、はしゃぐメンバー。荷物を開封し、装備に着替え、銃を準備。いつもの出で立ちとなりました。

銃の偽装もバッチリ。
セーフティを意味もなく滑って遊びます。
―――
準備できたし早速ゲーム……といきたいところですが、まずフィールドの状況を確認するため、足馴らしも兼ねて全員でフィールド全域の偵察に回りました。すると……。

夏のバリケードは予想以上に残っていました。

フィールド最奥の緩い草原の斜面は格好のスキーゲレンデとなっており、このあとスキー組は何度も登り返して滑ってを繰り返しました。

夏はジャングルとなる崖下の林フィールドは、葉が落ちて筒抜けになっていて視界が良く、アンブッシュが難しい。
実際の状況を一通り見て、どうするか話し合ったところ、とりあえずメインの市街戦エリアでロワイヤル戦をしてみることに。

フィールド中央からメンバーが放射状にフィールド端まで歩き、ゲーム開始。

この日の雪は、前々日までの異様な暖かさで固めにパックされた厚い雪の層の上に、冷え込んだ後に降った新雪が乗っている感じで、ツボ足で走ると沈んでしまうけれど、スキーやシューだと埋まることなく快適に移動でき、雪中歩行具の実力を発揮するには最高のコンディションでした。

僕はスキーでしたが、スキーを履いてやるサバゲーなんて初めてなので、なにからなにまで初めてで面白かったです。
スキーの良いところはとにかく速度です。雪の上をスイスイと高速移動できます。スノーシューより圧倒的に早いです。逆に、接近戦になると小回りが利かず、敵に近づいたら、素早くスキーを捨ててツボ足で戦うような感じになりました。
歩いていると、ストックの動きに銃がぶつかって邪魔だったり、銃を下向きに吊っていると、すぐに銃口に雪が入ったりして、実際の軍隊がスキー行軍中は銃口を上に向けて歩いている理由がよく分かったり。
また、接近戦となってスキーを捨てる際は、うまく脱がないと、捨てたスキーの先端がバリケードの角から敵に見えていたりして、脱いだことがバレてしまったり。
雪中の長距離行軍にはスキーが最強だと思いますが、サバゲーの交戦距離ではスノーシューのほうが有利なように感じました。
いろいろ分かって面白かったです。
――
お昼休憩。

アウトドア用の火器を持っているメンバーが雪を融かしてお湯を作り、全員に配給。寒いですが全員温食にありつくことができました。
――
天候も回復傾向がお昼からは快晴。

ゲーム以外にもいろいろ雪遊びを交えながら、午後には崖下の林エリアでフラッグ戦。フラッグのホーンもちゃんと鳴りました。

見通しが良いので雪上迷彩で匍匐するのが効果的でした(最終的にやられてしまいましたが……)。気温が終日氷点下だったので、匍匐しても雪が融けず、濡れずに済みました。

ゲームを数度繰り返した後、日も暮れてきたので、撤収。再度セーフティで装備をソリに積んで来た道を戻ります。あとは凍り付いた高速をボブスレーして帰札。

サバゲーだったのか、雪塹壕掘り大会だったのか、スノーハイキングだったのか、バックカントリースキーだったのか、なんだかよくわからないイベントになりましたが、とにかく存分に雪と戯れることができ、本当に楽しかったです。
最後に重ねて、今回フィールドをお貸しくださった「砦」さまには、改めて深い感謝を申し上げます。ありがとうございました。
Posted by 北海道大学サバイバルゲーム部(同好会) at 21:57│Comments(0)
│サバゲ報告
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。